2010年3月22日月曜日

CGL

CGLとは、Linuxのビジネス利用を支援するOSDLが定めたLinux仕様の一つで、通信事業に利用可能な高信頼性Linuxのこと。 Linuxはもともと個人のボランティア開発者の集合体が開発を進めてきた経緯もあり、ビジネスの根幹を担う基幹システムなどへの採用は進んでいない。OSDL(Open Source Development Labs)はLinuxの高度なビジネス利用を推進するため、キャリアグレードワーキンググループという分科会を立ち上げ、高信頼性Linuxに求められる仕様の要件をまとめた。これがキャリアグレードLinux(CGL:Carrier Grade Linux)である。 通信事業で利用するサーバには、「ファイブナインズ」(5 nines)と呼ばれる99.999%の高い可用性が求められる。キャリアグレードLinuxではこれを実現するため、パーツのホットスワップ、ソフトリアルタイム処理、ウォッチドッグタイマなどへの対応を求めている。 2003年にはいくつかのディストリビュータからキャリアグレードLinux対応ディストリビューションが発売されている。

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