[ニューヨーク 31日 ロイター] 31日の米株式相場は反落。4月2日の3月米雇用統計の発表を前に、この日発表された3月ADP全米雇用報告で民間雇用者数が予想外に減少し、労働市場の健全性をめぐる懸念が広がった。
3月のシカゴ地区購買部協会景気指数が58.8と、経済活動の拡大?縮小の分岐点となる50を上回ったものの、予想の61 rmt ff14
.0を下回ったことも相場を圧迫した。
景気回復に弾みがつきつつあることを示す新たな材料を求めている投資家にとって、これらのニュースが打撃となり、第1?四半期に10%超上昇していた一般消費財関連株など、力強いパフォーマンスを示しているセクターに利食い売りが出た。
ダウ工業株30種は50.79ドル(0.47%)安の1万0856 メイプルストーリー rmt
.63ドル。
ナスダック総合指数は12.73ポイント(0.53%)安の2397.96。
S&P総合500種は3.84ポイント(0.33%)安の1169.43。
シェイカー?インベストメンツのポートフォリオマネジャー、サーシャ?コスタディノフ氏は「(ADP統計は)あまり良い兆候を示していない。われわれは、ある程度の雇用拡
大を確認したい」と語った。
ただ、S&P総合500種は4四半期連続の上昇を記録した。アナリストは第2?四半期について、次の決算シーズンに企業業績が市場予想を上回れば、好スタートを切ると予想している。
この日は第1?四半期に大きく上昇していた銘柄などが売られた。航空機大手ボーイング<BA.N>は1.3%安。ホームセンター大手ホー
ム?デポ<HD.N>は1.04%安、百貨店メーシーズ<M.N>は1.6%安。
これまで相場の上昇を支えてきたハイテク株も売られた。引け後に決算を発表したカナダの携帯情報端末大手リサーチ?イン?モーション(RIM)<RIM.TO><RIMM.O>は通常取引終了後の時間外取引で7.4%急落。通常取引は決算発表を控え、1.3%安で引けていた。
ボ
ーイングはこの日ダウの下げを主導したが、年初来では約34.1%高とダウ採用銘柄の中で最も値上がりしている。
3M<MMM.N>は0.8%安で引けた。
マイクロソフト<MSFT.O>は1.6%、アップル<AAPL.O>は0.4%それぞれ下落した。
石油大手シェブロン<CVX.N>は、調停で同社に有利な決定が下されたことを受けて0.7%上昇
。これがその他のエネルギー株への買いを誘発し、ダウを下支えた。原油高もエネルギー株の上昇を支援した。
主要株価3指数は四半期ベースでは、ダウが4.1%高、S&Pが4.9%高、ナスダックは5.7%高となった。3月の上昇率はそれぞれダウが5.1%、S&Pが5.9%、ナスダックが7.1%だった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)
終値 10856.63(‐50.79)
前営業日終値 10907.42(+11.56)
ナスダック総合
終値 2397.96(‐12.73)
前営業日終値 2410.69(+ 6.33)
S&P総合500種
終値
1169.43(‐ 3.84)
前営業日終値 1173.27(+ 0.05)
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